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祗園祭2008 〜宵々山 vol.2
 
〜 岩戸山へ。新町仏光寺付近 〜

前回に続き7月15日、祗園祭・宵々山の様子です。
14〜16日の宵山期間中、四条通や烏丸通など京都のメインストリートは18:00から歩行者天国になります。そうすると人出もグッと多くなり、かなり混み合います。この時間は、まだゆったりと見られるほうかな?

三条通から室町通をずっと下がってきました。四条通をわたり、今度は一筋西の新町通へ。新町通は室町通と並んで山鉾が集中しているエリアです。

位置関係がわかるようにリンクを貼っておきますね。
@まけ作成の「山鉾&巡行コースMAP」→

久し振りに登り鉾 〜岩戸山
四条通の一筋南、綾小路通から新町通へ入ります。まずは、「船鉾」がお出迎え。

船鉾
会所の二階から鉾に上がります。昔ながらの風景。

昨年京博で公開された、狩野永徳筆の「洛中洛外図屏風 上杉本」にも描かれている古い鉾です (下記参照)。

岩戸山_外観
1年振りやね。

目指すは「岩戸山」。日本神話の“天の岩戸”を題材にしています。ご神体は天照大神、手力雄命、伊弉諾尊の3体。

岩戸山_見上げる
屋根の内側にも豪華な装飾が。

生まれる前のことですが@くみ家は、この町内にありました。父が長年囃子方をつとめさせていただいていたので、幼い頃より祗園祭の季節になると、きていました。その時は山鉾は本当に大きく見えました。当時は鉾の車輪よりも、ずっと小さかったですしね^^。

登り鉾 〜絶景かな!?

岩戸山_階段
階段がけっこう急でコワい。

「岩戸山」では厄除け粽 (700円) を買うと登れます。登るだけなら300円です。受付 (?) で拝観券を渡し、靴を脱いで上がります。何年ぶりかなぁ? 25年は経ってるかな。懐かしいです。

岩戸山_天井
破風に龍の彫刻。その手前にツバメ (?) の絵。
水に関係する龍には火伏せの願いが込められている (はず)。

白状しますと、実は写真を撮った順番が逆です。階段を下りる途中に「はっ、撮影してない!」と気づきました。振り返って撮るのは、すごく怖かった〜。

岩戸山_登った
山鉾って、こんな感じです。

さぁ、着いた〜! えっ、意外と地味? ご神体などの飾り付けは16日、宵山の深夜ですからね。それに、見ていただくもんですから。

岩戸山_鉾からの眺め
船鉾が向こうにちんまりと見えます。

一番の見どころは…。何と言っても、この眺め!
山鉾の屋根までの高さは約8メートル。二階建ての家の屋根の上にのっていると考えていただけばいいでしょうか。とても見晴らしが良く、地上より風があって涼しいです。

今は、道路の両側にビルやマンションが建ち並んでいて、四方を見渡すことは出来ません。これらがなければ、他の山鉾や八坂神社、東山の峰々が遠くに見えるはず…。

そして地上からも動く山鉾が、どこからでも容易に見物できたんでしょうね。この時、上にいたのは私一人。欄縁に腰掛けて、しばしそんな光景を想像していました。

精密にできたミニ鉾

岩戸山_模型01

「岩戸山」に上がる前に気になっていたもの。それは、すごく精巧に出来たミニ鉾。こうなると、もう工芸品と言ってよいかも。

説明によりますと、このミニ鉾は「明治21年に作成され、川本家に家宝として伝来していたものを平成11年、岩戸山保存会に寄贈された」ものだということです。

岩戸山_模型02

屋根の上は伊弉諾尊 (いざなぎのみこと)。手に持っているのは天沼矛 (あめのぬぼこ)。混沌とした天地をかき混ぜて大地を作るのに使ったものですね。黒面で「だはっ!」というような、インパクトのある何とも言えない表情をしています。

細工が、すごく細かいです。破風のところの彫刻もリアル。お人形の表情も少しずつ違っていて、特に音頭取りなど今にも動き出しそうな躍動感に溢れています。

山? 鉾? どっち??
「岩戸山」は、もともと他の山と同じく「舁山 (かきやま)」でした。江戸中期以降に鉾と同じような「曳山 (ひきやま)」に改造されました。

岩戸山_昔
伊弉諾尊のポーズが今と違う!
住吉具慶筆「修学院離宮 中の茶屋 杉戸絵」17世紀

そのため鉾頭の付いた真木ではなく、屋根の上に松を立てているところが鉾とは違います。「北観音山」「南観音山」も、「岩戸山」と同じく名前は“山”ですが見た目は鉾です。ちょっと、ややこしいですよね〜。

「上杉本 洛中洛外図屏風」に描かれた山鉾
「上杉本 洛中洛外図屏風」の右隻第3扇には、巡行する山鉾と熱狂してそれに駆け寄る人々が描かれています (上のリンクをクリックすると、洛中洛外図屏風を陶板で再現したサイトにつながります)。先頭から長刀鉾、蟷螂山、傘鉾、函谷鉾、白楽天山、鶏鉾、岩戸山、船鉾。

当時と変わらないところ、また今とは違うところが見られます。時代による移り変わりを比較してみるものオモシロイと思います。例えば、鉾の真木に榊がついてないな〜、とか。傘鉾の棒振り囃子は当時のまんまなんかな〜、とか。そして函谷鉾の少し右には、ちょっとイケない (?) 2人がいます。(σ゚д゚)σ ナニシテンノヨ~

次回へ続く〜。

。・:*:・゜☆ 。・:*・・゜☆ 。・:*:・゜☆

祗園祭の裏方さんに“屋根方さん”というお役目があります。山鉾巡行の際、電線に引っかからないように、また貴重な山鉾や懸想品が傷つかないようにする人たちです。

「岩戸山」の上から撮った写真で、ところどころに黄色く見えるのは電柱にはられたネット。新町通は道幅が狭いので、屋根方さんの苦労が忍ばれます。

〜 * 〜 * 〜 * 〜

今日は下鴨神社の「御手洗祭」に行ってきました。御手洗池の水は冷たくて気持ちい〜い!7月27日まで行われています。早朝5:30〜夜22:30までなので、ぜひ! 生き返ったような気持ちになりますよ〜。(@くみ)

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祗園祭2008 〜宵々山 vol.1 (08.7.24)
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author:miu-miu2, category:京の祭り, 22:13
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