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祗園祭2007 〜鉾建て
7月10日頃から「鉾建て」 (=山鉾の組み立て) が行われます。
昨日の11日、四条へ出る用事があったので「鉾建て」の様子を少し見学してきました。今日は、その様子をUPします (注:写真多し)。

☆ @まけの力作、「山鉾MAP&巡行ルート」は コチラ>>
 (地図を見ながらだと位置関係が分かりやすいで〜す。)

都大路に響く槌音
祇園祭のハイライト、17日の山鉾巡行を控え、一つ、また一つと山鉾が組み上がっていく。この山鉾の組み立てには釘は1本も使われていない。土台となる櫓を、荒縄を使った「縄絡み (なわがらみ)」という昔ながらの手法で補強してゆく。

囃子方が乗る鉾は地上から一番上の鉾頭 (鉾の最上部の飾り) まで、約25メートル。ゆうに7〜8階建てのビルくらいはある。地面に仰向けに倒した格好で下層部の櫓を組んで、「真木」(しんぎ=鉾頭などを取り付ける鉾の中心となる柱。真柱とも) を取り付けてから、梃子の原理を応用して引き起こすのだ。

以下、長刀鉾を引き起こす様子です↓。


これから引き起こします!
向こうに真木に取り付けた榊が見える



目の前を榊が…。祗園祭の間中、このバス停はお休み。





よ〜く見ると、向かいのビルの2階に人が…。



ギシギシッ、ミシッという音と共に
少しずつ鉾が引き起こされてゆく



やったぁ! 立ったど〜!

鉾頭をつけた真木が夏空にそびえ立つと、見学者から拍手が起こる。宵山や山鉾巡行は見ても、鉾建ては、なかなかゆっくりと見る機会がない。だから、ちょっとトクした気分。


へぇ〜、こうやって取り付けんのかぁ…(函谷鉾)

鉾建ては大体10日頃から行われる。囃子方が乗る鉾は、組み立てるのに2日くらいかかるから。山は「舁く=担ぐ」から、少し遅めで13日頃から始まる。14日には全ての山鉾が都大路に立ち並ぶ。

縄絡み 〜職人の美学?
木槌で叩いて縄目を整えながら、丁寧に荒縄を巻いてゆく。この縄目・結び目は、とても美しいと思う。山鉾が組み上がってしまえば懸想品で見えなくなるのに。職人さんの遊び心というか、美意識を感じる。


石持と柱をしっかり結わえる (函谷鉾)。

雄蝶、雌蝶、海老…。結び方や縄目には独特の呼び名がある。「雄蝶」は鉾正面 (↑6枚目、引き起こされた長刀鉾の写真に見えます)、「雌蝶」は側面の縄飾り。「海老」は、石持 (いしもち=車輪をつける木) と柱を、しっかりとつなぐ結び目。他にも「鶴」や「亀」もあるのだそう。


長刀鉾の「雌蝶 (左)」と函谷鉾の「雌蝶 (右)」

縄をかける回数など、鉾によって違うそうだ。撮ってきた写真を見てみると確かに! 羽にあたる部分の縄がけの回数が、長刀鉾は7回、函谷鉾は5回。形も微妙に違うように見える。各山や鉾で伝統の技法は代々受け継がれている。

約12トンもある鉾の重量を支え、上に乗る囃子方や屋根方の命を守る「縄絡み」。コツは、きっちり締めずに、ほんのちょっと遊びを持たせることとか。それにより「辻回し」などの激しい動きにもほとんど崩れず、ひずみを吸収して鉾の安定を保つことができるのだそうです。

エエ仕事、したはりますなぁ…


コチラ、鉾建て中の「鶏鉾」です。


で、こういうの↑、見たことあります? 同じく鉾建てを撮影してた、おっちゃんに教えてもらいました。おおきに、おっちゃん。


で、何かと言うと。実は、鉾建てに使う杭を差し込む穴やったり…


鉾の柱をのせるための石やったりします。そう言えば、道路にあるのん、見たことあるような。あんまり深く考えたことなかったなぁ。めっちゃ地味やけど、なくてはならないモノたち。

。・:*:・゜☆ 。・:*・・゜☆ 。・:*:・゜☆

各山鉾町の人たちが真木に、御幣についている白い紙 (紙垂=しで、でエエのかな?) を結びつけていた。その時の1枚。おっちゃん、ニコニコと何かうれしそう。エエお顔やったな。


もうじき祗園さんやなぁ…

ちょうど雨が止み、晴れ間も覗いていた10日の午後。太陽の熱で“もわん”とした熱気が地面から立ち上ってくる。「せっかくやから」と、あちこちの鉾を回っていると…。

 @まけ:なぁ〜、もう、エエやぁ〜ん。しんどいぃぃ〜。
 @くみ:しゃあないなぁ〜。┐( ̄ヘ ̄)┌
     なかなか見られへんねんから、
     もうちょっと写真撮りたいよぉ。
     クーラー効いてるし、お店の中で待っとりぃな。

と、パパッと写真を撮りました。偶然にも、168年ぶりに石持を新調した函谷鉾とか、半世紀ぶりに鉾の基礎を新調した菊水鉾とか、知らずに見ていたのでした。

祗園祭関連のトピックスは 祇園祭2007:京都新聞 でチェックできます。

〜 * 〜 * 〜 * 〜

スッキリしないお天気ですね。梅雨だから当然と言えば、そうなんですが。京都はだいたい宵山前後にブワ〜ッと大雨が降って梅雨明けになることが多いです。今年は、どうやろ? また台風が近づいているようですね。どうぞ皆さん、お気をつけください。(@くみ)

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author:miu-miu2, category:京の祭り, 16:54
comments(2), trackbacks(0), pookmark
Comment
おはようございます、@くみ様、@まけ様

鉾建、山建始まりましたね〜。
職人さんと、町衆の心意気、清々しいですよね。
でも、台風が接近していて心配です。
去年は巡行で大雨、今年は台風。気をもみます。
無事に巡行まで終わればと、願って止みません。
いけこ, 2007/07/13 9:36 AM
いけこ様、こんばんは〜。

そうですね、心配ですね、台風。
今の時期に台風なんて、昔はなかったような気がします。
無事に巡行が終わるよう、祈るばかりです。

いけこさん、浴衣の着付け、ガンバって下さいね☆
@くみ, 2007/07/13 9:17 PM









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