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雪の大文字と浮世絵展
寒いですねぇ〜。
京都もここ数日、最低気温が氷点下になる日が続いています。

雪の大文字と冬の風物詩 〜京都・町かど写真館
1月11日、いいお天気だったので町をウロウロしました。その時に撮影した京都の様子です。


北の山々もうっすらと雪化粧。

今日は御所を通り抜けて河原町四条方面へ。


「大」の字がクッキリ。これはこれでキレイかも。

そんな時に見られるのがコレ↑、“白い大文字”。
ホントは雪化粧した大文字山に「大」の字が白く浮かび上がるんですけどね。えへへ、ちょっと変形バージョンということで。



御所を抜けて寺町丸太町の交差点。ココからも大文字がキレイに見える。ん〜、何だか人が多い。それもダウンコートなんかで防寒対策バッチリの。。。


烏丸今出川交差点。

そう、この日は「都道府県別女子駅伝」が行われたのです。スタートの30分〜1時間くらい前から、御所周辺は旗や幟を持って場所取りする人がチラホラ。

京都の冬の風物詩の一つが駅伝。開催の1週間くらい前からコース周辺をヘリが飛び交い、中継車が実際にコースを走ってリハーサルを行っていました。

前日まで天気予報は雪。お天気が心配されていましたが、当日は晴れ。多少雲はあるものの青くキレイに澄んだ空! なかなかの駅伝日和だったのではないでしょうかね〜。


浮世絵 〜ベルギーロイヤルコレクション展
御所を通り抜けて向かった先は高島屋京都店。母と待ち合わせて、開催中の「浮世絵 〜ベルギーロイヤルコレクション展」を見てきました。


はるばるベルギーからの里帰り。お帰りぃ!
手前の人物は写楽の役者絵。

今回展示されていたのは、ベルギー王立美術歴史博物館とベルギー王立図書館所蔵のコレクション。当時の鮮やかな色彩を保つ世界屈指の保存状態で、最高のコンディションを保っていると言われているそうです。

江戸に花開いた大衆芸術、浮世絵。
“浮世絵”とは“浮世=現代”を描いた絵、つまり当時の人々の日常生活や風物を描いた風俗画。一般的には“錦絵”と呼ばれる多色刷りの木版画を思い浮かべることが多いと思う。

版画だから大量に刷れて、安い。飾っておくものではなく、気軽に手にとって眺めるものだった (肉筆の浮世絵もあるが一点物で高価だった)。

絵暦と呼ばれるカレンダーとして。役者絵や美人画はポスターやブロマイド。名所絵は旅行ガイドやリーフレット。また本や瓦版 (新聞) の挿し絵として。庶民に愛された大衆芸術。しかし、新聞や写真など新たなメディアの登場により、明治末には衰退してゆく。

しかし19世紀末、開催された万国博覧会を契機にフランスを中心としたヨーロッパ各地で“ジャポニスム”が巻き起こる。この波に乗り、多くの美術工芸品が海を越えていった。

――明るく鮮やかな色彩、大胆な構図、平面的な表現。いかに対象を正確に描くかが重視された伝統的な西洋の画法とは全く違う浮世絵に画家たちは大きな衝撃を受けた。

影響を受けたモネ、ドガ、ルノワール、ロートレックらは“印象派”と呼ばれた。そして、この動きはキュビズムやシュールレアリスムなど後にさまざまな芸術運動が起こるきっかけとなった。

 参考:Wilipedia → 浮世絵印象派

ヨーロッパでは肖像画を描かせることがステータスであったらしく、人物やその地位を表す服装・調度品などをいかに正確に描くかが重視されたのだそうです。主題も宗教的なものが多く、色調も重苦しいということです。思い浮かべてみると、う〜ん、確かにそうかも。

歌麿、北斎、広重。オールスター勢揃い!?
展示されている作品数は約150点。「あれ、どっかで見たことあるかも」と思うものも多い。そして何より色がキレイ。さすがに世界でも最高のコンディションを誇るだけのことはある。

どんな作品があるかザッと書いてみると、まず鈴木春信の清楚な美人画。対する喜多川歌麿の描く美人 (↓左中) は優雅で上品、しかもツヤっぽい。「よっ、姐さん、いいオンナだねぇ」と言いたくなる。



葛飾北斎「冨嶽三十六景」歌川広重「東海道五十三次」は、一度は目にしたことがあるという人が多いのではないだろうか。

ゴッホが模写した歌川広重の「名所江戸百景 大はし阿たけの夕立」もあった。彼は数百点にのぼる浮世絵を所蔵していて、それらは現在、オランダ国立ゴッホ美術館が所蔵している。

歌川国芳の“もどき絵”は、人間が寄り集まって人の顔になっているというもの。いや〜、おもしろいんやけど。ちょっとグロいかもぉ。ニャンコとタコがからみあって“たこ”という字になってるの (↑下中央) はカワイかってんけどね。

やっぱり写楽はスゴかった…
中でも一番スゴイと思ったのは東洲斎写楽の役者絵。
寛政6 (1794) 年5月から翌年1月にかけての10カ月 (閏月があるため) に、140点ほどの作品を発表して姿を消したというナゾの絵師、写楽。研究の結果、最近では阿波の能役者、斎藤十郎兵衛が写楽その人である、という説が一番有力らしい。

特に評価が高いのは寛政6年5月に発表した28枚の作品。役者の“大首絵”と呼ばれる顔と上半身の一部を大きく描いた役者絵で、“写楽”と聞いて思い浮かべるのはこの時期の作品が多いのではなかろうか。

↑右上の「初代市川男女蔵の奴一平」も、その一枚。黒雲母を使ったという黒っぽい背景に浮かび上がる大胆にデフォルメされた人物。色数も少な目でシンプルなのに、会場で一際異彩を放っていた。

目が寄っていたり、デッサンが狂っているのではと思えるほど不自然な手の表情が、かえって強烈なインパクトを与える。歌舞伎のTV中継で役者が見得を切り、「○△屋! 日本一!」とか掛け声が飛ぶ瞬間の、アップになった画面を見ているような気がする。

大胆な構図やデフォルメ、シンプルな背景と控えめな色数。わし鼻や受け口など役者の特徴をありのままに描いたこと。――写楽は、芝居小屋の臨場感や役になりきった役者の凄みとか気迫、それらを通り越して一人ひとりの役者の風格や芸の深み、あるいはその素顔まで描き尽くそうしたのかなと思う。自身も演技者であるがゆえの役者魂とでも言おうか。

しかし彼の画風は「あまりに真を画かんとて…」と評され、あまり人気が続かなかったらしい (描かれる方もイヤやったんかもな〜)。このあたりが短期間で忽然と姿を消してしまった理由なのだろうか。

現代ではレンブラントやベラスケスと並ぶ三大肖像画家と称されることもある東洲斎写楽。もし、彼が今の時代での評価を知ったら何と言うだろう?「生まれるのが早過ぎたのね〜、ワシ!」と悔しがる? それとも「ようやく時代が追いついたねぇ、ウンウン」と喜ぶのだろうか。

 参考:Wilipedia → 東洲斎写楽
    東京国立博物館 →
    上記「初代市川男女蔵の奴一平」と三枚一組と思われる
    残り2枚の画像が見られます。

「浮世絵 〜ベルギーコレクション展」へのアクセス
【日時】開催中〜2009年1月19日、10:00〜20:00
    (入場は19:30まで。最終日は17:00閉場)
【場所】京都高島屋グランドホール 7階
【料金】一般1000円、大・高校生800円
※18:00〜は、トワイライトサービスとして入場料が半額に。

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柔らかなラインはパッと見ただけでは木版画とは思えない。後れ毛の一筋や着物の柄や調度品など、本当に細かい。いかに分業体制が整っていたとは言え、細かく丁寧な彫りと何度も色を重ねて刷り上げる、その手間に脱帽した。

新たな芸術を生み出すきっかけになったというのは、日本人としてとても誇らしいことだなぁと思います。浮世絵の素晴らしさに改めて感動!

〜 * 〜 * 〜 * 〜

ものすっごくテキトーなタイトルになってしまった。。。けど、これしか思いつかなかったんですよね〜。(@くみ)

過去記事リンク集
白い大文字 〜京都・町かど写真館 (08.1.25)
昨年の、ちゃんとした (?) 雪の“白い大文字”。

京都「金剛能楽堂」〜能楽師と学ぶ舞台体験
1月31日限定! 特別な空間を体感、能の世界へ接近する。

 「京の明日」は京都で行われる行事予定、
 「町をぽてぽて」は京の町歩きレポ、
 「御所でごそごそ」には御所散歩の様子
 「“いちらぁ”です」は知恩寺・手づくり市のレポ、
 「@まけのコロたま!」には
   “京の通り名”など、@まけがギモンに思ったこと。
なんかを書いていま〜す。よかったら見てね♪


京都御所ゆかりの至宝 ―甦る宮廷文化の美―

京都と天皇の遺宝。室町後期から江戸中期を中心に。

見る 京の町歩き情報は、
  とっても便利なリンク集 「京都便利帳」でチェ〜ック!
  京都の交通機関 バス は、→
  京都の社寺名跡は、→

秋の京都へ、おこしやす!“みうみう”のwebサイト「おいでやす京都どっとこむ」〜京のええとこ、うまいもん〜 もヨロシク!

おうち「おいでやす京都どっとこむ」は →

今年もガンバりますえ〜。そんな2人に1票。

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author:miu-miu2, category:町をぽてぽて, 15:26
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